車を持たない人が増えているというニュースは一昔前から言われ続けております。
日本経済を支えている自動車産業。
実際、トヨタは2020年・2021年連続で出荷台数世界一になりました。
ホンダや日産も世界中で利用者が増えております。
しかし日本では利用者が減っていると言われています。
車の性能自体があがり6−7年に1回乗り換えだったものが10年程度は持つようになっております。
交通の便が良く、車を持つ必要のない東京や大阪に若者が多く集まっていることもあると思いますが
一番の理由は、お金の問題と言われております。
実際、車にかかる費用を可視化してみました。
他の家計の見直しについては別記事で詳しく書いております。
自家用車を30年間利用し続けた結果かかる費用
新車の平均価格:200万円
30年で3回乗り換えを想定すると
車体価格:600万円
4割で下取りと想定すると6割負担ですので、360万円
車検費用は変動ありますが約10万円と想定します。
新車で初回3年後のあとは、2年毎で考えると
30年で13回程度:トータル130万円
駐車場代:2万円/月
30年だと720万円かかります。
自動車保険:年間5万円
ガソリン代:年間12万円
税金:年間4万円
高速代、外出時の駐車場代:年間12万円
まとめると下記になります。
- 車体料金:600万円
- 車検代:130万円
- 駐車場代:720万円
- 保険料:150万円
- ガソリン代:360万円
- 税金:120万円
- 高速代他:360万円
合計:2080万円
30年間で2080万円が節約出来ることになります。
社会人になったから、結婚したから、子供が出来たからなどで惰性的に購入するには
あまりにも高い金額ですね。
車を使わない生活
夫婦ふたりなら電車で出かけられますし、
子供が小さいと遠出しなくても近くの公園で事足ります。
買い物はネットショッピングで注文すれば
おむつやミルク、水などかさばったり重いものも車で運ぶ必要はなくなります。
緊急な用事で車が欲しい場合はタクシーで良いです。
たまの外出で遠出したい場合は、レンタカーやカーシェアリングを利用する。
これだけで駐車場代や保険代、車両代を考えるとかなりの節約になります。
まとめ
自分で車を持っている人はなんとなくで持っていたりしている方は
まず、車を持つだけでかかっている費用を自分で計算してみましょう。
それに払っている費用はもっと他のことに回すことが出来ます。
車を持たなくてもタクシーやレンタカー、カーシェアリングを使うことでどこでもいけます。
結婚、子供、使い勝手、社会人になったからなどの理由で購入するのはやめましょう。
もちろん都心から遠く、車がないと生活できない方などは別です。
ただその場合は、駐車場代がやすかったり中古の軽自動車で事足ります。
車は贅沢品と考えて、不必要であれば手放すことも視野に入れていきましょう。