- 写真が趣味で色んな場所に出向いて、一眼レフで写真を撮っている。
- ある程度写真の加工技術も身についてきた。
- 写真の素材も溜まってきて、そろそろ収入を得たい。
- でもパソコンあんまり使ったことないし、やり方がわからない。
- そもそも写真の販売ってライバルが既に多くて稼げないんじゃない?
今回はそういった方向けに、私なりに色々調べてみました。
初心者にもわかるように、登録の手順も書きましたので参考になれば幸いです。
写真で稼ぐ方法
結論から言います。
写真で稼ぐのであれば、ストックフォトサービスを使いましょう。
「ストックフォトサービス」って何?
という方もいらっしゃると思いますので詳細を調べました。
ネットで「ストックフォト」を調べると下記が出てきました。
ストックフォト (Stock Photo) とは、頻繁に使用されるであろうシチュエーションで予め用意された写真素材のこと。もしくは、写真を含むそのほかマルチメディア素材のこと。その中から、予算に応じて広告・出版等の制作会社が目的に合った素材を選び、使用料を支払うことで利用できる。
無料の素材については、基本的にストックフォトと呼ばない。(→フリー素材)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88
なんとなく分かりますか?
フォト(写真)をあらかじめストック(準備)しておくサービスです。
ストックフォトはどういう人に必要なサービス?
企業や個人でブログなどを運営している人が対象になってきます。
web広告を出したり記事を書く際に、カメラマンを雇ったり自分で必要な素材の写真を撮りに行く。
そんな予算も時間もないような企業や個人に最近需要が増えております。
無くてはならないくらい市場規模も成長しているようです。
有名なところだと下記あたりになります。
- PIXTA(36万人のクリエイター、52万人の登録者、素材は6600万点)
- photo AC
- Adobeストック
業界でもトップを牽引している「PIXTA」社の12月の決算資料には
ストックフォト市場は「150億円」の市場規模になっているとのことです。
凄いですね!!
では早速それぞれのサービスと会社について確認してみます。
この三つにクリエイター登録をひとまずは収益化が狙えそうです。
PIXTA
- 登録者52万人
- クリエイター36万人
- 素材数6600万
- 販売報酬型:サイズによって価格が異なる
企業理念:才能をつなぎ、世界をポジティブにする。
- クリエイター会員登録
- 入門講座
- 素材のアップロード
- 審査合格後に素材販売開始が可能
同社は登録時に審査が必要となっております。
また、下記の通り写真の取り扱いについてのガイドラインも明確に設定されております。
国内でもトップのマーケットシェアを誇る同社。
登録者数も着実に増やしており成長と安定のいい塩梅を保っております。
販売報酬型の中では、販売のチャンスが最も確率が高いところに強みがあります。
Photo AC
- 登録者:700万人
- クリエイター:5万人
- 素材数:480万
- ダウンロード報酬型:1ダウンロードにつき3円(人物写真は10円)
企業理念:私たちのプラットフォームを通して、
世界中の人々に豊かな暮らしを提供する企業であること
- 右下にある今すぐ登録ボタンをクリック
- 必要事項と本人確認書類を提出
- 審査合格後、素材のアップロード可能
こちらは利用者が無料で使える分、登録者数がPIXTAよりも圧倒的に多いです。
クリエイター側も本人確認のみで写真などの事前審査が不要のためスタートしやすいです。
その分、ダウンロードされたときの価格も安くなっております。
まずは、試しに稼ぎたい人にはうってつけのサービスです。
同社の写真ACですが、稼ぐことよりも企業から直接依頼が入る点や
ファン数やダウンロード数が一目で分かるため、モチベーションの維持もしやすく
どういった写真が需要あるのか分かりやすい点です。
Adobeストック
- クリエイター数:不明
- 登録者数:不明
- 素材数:1億5000万
- 販売報酬型:販売額の33%が収益
企業理念:世界を動かすデジタル体験を
- 「Adobe Stockクリエイター」に会員登録(Adobe IDの取得)
- 販売したいデジタル素材(写真)をアップロード
- Adobe Stockによる素材チェック(審査)
- 販売スタート
言わずと知れた、Adobeです。
PhotoshopやIllustrator、Lightroomは皆様馴染み深いのではないでしょうか?
- 特徴は販売報酬が高い。
- 世界中のユーザーが対象
ただし、作品ごとに審査が入るため収益化を狙うなら本格的にプロを目指す方向けです。
ユーザーがクリエイティブ思考強めなため、素人が手を出すと厳しい結果が待っています。
野球でいうところのメジャーリーグですかね。
実際どの程度稼げるのか?
人によります。
というと意味がないので、
他の皆さんがあげているクリエイターの皆様のブログを参考にさせていただきました。
みなさん記事が分かりやすい。。自分も頑張らなければ。。。
Litraさん:6472円(2021年)
mimiさん:240,000円(2021年)、90,000円(2020年)
wpo調査報告書さん:56,000円程度(2021年)
いももち夫婦のずぼら日記生活さん:21,000円(2021年)
ストックフォト生活さん:100,000円(2021年11月)
すぐに年間で二桁万円稼ぐのはかなり難しそうですね。
ただ、ストックフォト生活さんのように6年間も継続していると
1ヶ月で10万円を稼ぐことも可能な世界です。
一度上げてしまえば、作品が代わりに稼いできてくれる。
投資の世界にも通じるところがありますね。
稼ぐ人は50万円を1ヶ月で稼いでいるそうです。
継続が力になるビジネスであることがよく分かる結果になりました。
売れる作品の特徴
それでは、どういう写真が人気あるの?
これも色々な記事などを参考にさせていただきました。
加工技術は最低限できればそこまで求められない。
基本的なレタッチ技術があれば審査は比較的通りやすいようです。
サイトによって審査基準は異なりますが、
そこまで加工スキルは求められていないサイトが多いです。
季節物
正月・入学式・夏休み・ハロウィン・クリスマス・卒業式
といった季節限定のイベント写真は利用されやすい傾向にあるようです。
トレンド性の高いもの
流行なものや世間で騒がれているような写真です。
現在でしたら、
マスクをつけた人物写真
ソーシャルディスタンスのイメージがつく写真。
テレワークをしている写真
などです。
ターゲット・ジャンルがはっきりしているもの
- 美容・ダイエット
- 病院・医療
- 学校・教育
- インテリア
- ビジネス
といった、ジャンルとターゲットを明確にして写真を撮るのも有効です。
希少性があってユニークなもの
海や山、木など世の中に溢れている写真は求められておりません。
既に無料ダウンロードで大量に素材が溢れている状態です。
旅行先の地域特定の文化や風景、飲食物などです。
旅行の回数が多い人ほど有利に働きますね。
花でもある地域にしか咲かないことで有名な花や
仕事でも陶芸や有名な農園などであれば希少性は高くなり需要が高まります。
人物が写っているもの
企業案件を取りに行くのであれば人物写真が人気あるようです。
新入社員や就活生を彷彿とさせるリクルートスーツを着ている人
管理職をイメージさせるご年配の方の写真
チームでミーティングを行なっている写真
などです。
人数が多い方が需要が高く、理由は人が多いほど自分達で撮るには人件費がかかるためです。
最近は人物写真も増えてきておりますので、
何か別の素材と掛け合わせて希少性を高めていきましょう。
ビフォアーアフターを撮る
これは全てに共通することですが、ビフォアーアフターがあると有利です。
両方購入していただける可能性が高まるためです。
ダイエットであれば、太った人と痩せている人
ビジネスであれば、悩んでいる人と笑顔の人
といった具合に正反対の写真を用意しましょう。
まとめ
決して甘い世界ではありませんが、継続して素材を提供し続けることで
ストック型として雪だるま式に増えていくビジネスであることがわかりました。
ある程度の希少性を高めながらも、使い勝手のいい素材を用意して
Adobeストック、PIXTA、写真ACに提供をし続ける。
その途中で、ファンがついて企業からも声がかかり
企業案件で大きな金額を手に入れていく。
それが写真で稼いでいく道になるのだと思います。
時間のかかる副業にはなりますが、
ゆっくり大事に育てていく子育てに近いイメージを私は持っています。
今後も無くならずに増えていく業界であることは確かです。
途中で諦めずに継続し続ける根気があれば
サラリーマンの月収を超えることができそうです!