人工知能がうつ病抑止などのメンタルヘルスに活用されているようです。
スタンフォード大学の臨床心理学チームが
AIチャットボット「Woebot」を開発したそうです。
人工知能が、相談相手の気分やムードなどを読み取って対応するというものです。
Woebotが毎日、「今何をしているのか?」「今の気分は?」など
メッセージとして送信してくるそうです。
それに対する返事によって、対応が変わるそうです。
ネガティブな返事が多くなると、ポジティブな思考へ誘導するような回答をしてくれる。
症状が改善された実績も出ているとのこと。
ジョークやオススメのYOUTUBEなども紹介してくれるそうです。
症状が重い人には向かない
ただ、症状が重い人には向かないようです。
軽度なうつ症状の方などには、このWoebotを使うことで改善されるそうです。
自分で立ち上がる補助をするというイメージですね。
そういう場合には、医者やカウンセラーへ誘導する機能が備わっている。
末期症状になって人間のカウンセリングが必要になる前段階で利用するのが良さそうです。
人口が減っている状況ですので、ITの有効活用といえますね。
更に病院に行くのが億劫だったり、人に話すのがしんどいという状態であれば
AIのほうが相談しやすいというのもあると思います。
実験内容
スタンフォード大学で行われた実験とは、
18歳〜28歳の男女70名に対して
2週間 Woebotを利用させたそうです。
結果83%の方が毎日利用して症状の改善が見られたとのこと。
これは十分に効果があります。
企業が社員向けにこのアプリを契約することも増えてきそうですね。
まとめ
最終的な解決にはなりませんが、症状の改善は見込める。
症状が重く改善が見られない方は人間のカウンセラーなどに誘導する。
AIが人間の仕事をとっていくという怖い記事も見かけますが
こういう風に、AIと人間が協力して対応していくケースは今後も増えていくことは確実です。
今回は医療に特化したAIですが、
営業や教師などにも有効活用されているシーンは増えてきております。
AIとの共存を意識してビジネスを広げていくことが今後のキーになる。
しっかり意識して成功に近づいていきましょう!