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【禅】気持ちを整えるマインドフルネスの考え方

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昨年12月にトルコ発のZ世代(18歳〜25歳)向けのマインドフルネスアプリ「Meditopia」が日本に参入することで話題になりました。

1979年にマサチューセッツ大学医学部で、禅をベースにし西洋科学と融合させることで「うつ病」「心身症」「不安障害」の人を対象に始めた「マインドフルネスストレス軽減法」から始まったと言われています。

ただ目の前のことに集中するテクニックで脳疲労やストレスの低下、集中力・創造力・幸福感などの向上に役立つとされています。

日本では2013年に日本マインドフルネス学会が創立されて注目が高まってきております。

それでは具体的にマインドフルネスとはどういったものなのでしょうか?

目次

マインドフルネスとは自分の状態に意識を向けて心を整える技法

疲労は脳から来ると言われております。

集中力や体力の低下、イライラやだるさ。これらは全て脳疲労のサインです。

脳の疲れは、睡眠で身体を休めるだけでは解消されません。仕事やプライベート、日常生活を通してどんどん蓄積されていきます。それらが積もり積もって慢性化すると、あらゆるパフォーマンスが低下し、心の病へと繋がっていきます。

人間の脳は1日で6万回以上の思考を繰り返しております。

例えば、すでに終わったことに後悔や罪悪感を感じたりこれから起きることを不安に思ったり。意識が常に過去や未来に向いていることが、疲労や不安の大きな原因となります。

しかしマインドフルネスを通して「今」に意識を向け続けるトレーニングを行うことで、置かれている状況や感じていることに集中します。その結果、脳や心への負荷を減らし休めることができるのです。

企業でもGoogle、Appleなどの外資系企業だけでなく、ヤフーなどの日系企業も取り組んでます。ヤフーでは2016年から全社員向けにマインドフルネス講座を実施して1500人以上の社員が参加して10〜30%程度の社員がメンタル状態の改善しています。

具体的にはどういったことをしているのか簡単にご紹介いたします。

自分の思考を観察する

私は今何を感じているだろう?

今こんなことを考えているな。

といった具合に、自分を少し離れたところから見つめます。

もう一人の自分を作って第3者目線で自分の思考を見つめてみましょう。

そうすることで脳の中身がすっきりし気分が晴れます。

具体的な方法としては下記です。

マインドフルネスの具体例
  1. 背筋を伸ばしてイスに座る。足を肩幅に開き、肩の力を抜く。
  2. 目を閉じる
  3. 自然に呼吸し注意を呼吸に向ける。
    息を吸ったときに、お腹が膨らんで吐いたときに引っ込む感覚を感じる。
  4. 注意がそれたことに気づいたら、何に注意がそれたのかをそっと心にメモし注意をまた呼吸に戻す。
  5. 1~4を連続して「5分~10分」ほど繰り返す。

呼吸に意識を集中しているつもりなのに、やがて仕事や家族のことなど、さまざまな雑念が湧いてきます。

そのたびに、呼吸に意識を戻しましょう。やっていることは禅の瞑想と同じです。

感情を受け入れる

観察して出てきた感情を否定せず受け入れます。

感情
  • 喜び
  • 怒り
  • 哀しみ
  • 楽しみ

こんなことを考えてはダメだ。早く変えないと!などとは思いません。

「あ〜、今私はこういう感情を抱いているんだな。」

と受け入れてあげます。

一つずつ丁寧に受け止める

「朝起きて体がだるい」

「食事が喉を通らない」

といった状態の時に、少しくらい我慢しよう。と考えてはいけません。

どこがだるいのか?どのようにだるいのか?食事はどういったものなら食べられるのか?熱はないか?

など一つずつ丁寧に自分の状態に向き合います。

全ての出来事においてコントロールしない

嫌なことはすぐ忘れたい。良いことはずっと覚えていたい。

気持ちは非常に良くわかります。私もそう考えることは多いです。

しかしマインドフルネスの考え方は逆でそういった出来事をすぐ忘れようとしたり執着せず流れるままに任せます。

自分でコントロールをしません。ただ眺めているだけでいいです。

無を思考する。

これは禅と同様で無を思考します。

キリスト教やイスラム教とは真逆の考えです。

例えば「Apple製品」は全てシンプルに作られていますが、スティーブ・ジョブズ氏が禅の考えを取り入れ

無駄を徹底的に排除するという思考を突き詰めて出来たデザインです。

人間関係・ビジネス・デザインなど

  • 部屋も徹底的に無駄の排除をする。
  • メモも端的に無駄を省く
  • 人間関係も本当に必要な関係以外は切る
  • 持ち物も最小限

ミニマリストもマインドフルネスの考えをベースにしてますね。

マインドフルネスの効果

マインドフルネスを実践することで下記の効果が得られます。

集中力の改善

今に集中(瞑想)をすることで集中力が向上します。

余計なことを考えなくなるため目の前のことに集中することが出来ます。

継続的に実施することで効果はどんどん高まっていくと言われております。

精神的安定

感情の変化に強くなります。

自分を客観的に見るため今どういう感情なのか?なぜその感情になっているのか?を冷静に判断することができます。

その結果周りの言葉や出来事に反応せず、自分の感情をコントロールできるようになるため精神が乱れにくくなります。

自己肯定感の向上

マインドフルネスを実践し続けていくうちに周りの評価が気にならなくなってきます。

私も実際感じておりますが、世間の雑音が聞こえなくなると自分自身の価値や存在を尊いものだと考えるようになります。

失敗を繰り返したとしても成功するための糧として受け止められるようになります。

ビジネスとマインドフルネスの関係性

ビジネスにマインドフルネスをどう取り組むか?

色々飾り立てずにシンプルにモノゴトを伝える。付け足すのではなく取り去る。

不要なものをなるべく手放し心軽やかに生きる。

過去や未来のことは考えず今に集中する。

  • メールもシンプルに書く。
  • タスク管理も簡潔にする
  • 報連相もPREP法を使って簡潔に行う。
  • お客様、仕入先様含めて人間関係も無駄に広げない

こういった色々なことに通じます。

ビジネスへの効果

マインドフルネスは生産性を上げ、仕事の成果を上げることにも効果的です。

接待や残業、クレーム対応を一生懸命頑張っても、思うような成果が得られない。

疲れとストレスが日に日に溜まっていくことを感じたら

仕事へ向き合う姿勢やお客様へのアプローチの仕方、働き方を見直しましょう。

単に労働時間を短くするのではなく・・・
  • なぜ自分はこういう働き方をしているのか?
  • 他に良い方法がないのか?

を自らに問いかける。

これをマインドフルネスを通じて繰り返し、行動を変えることができれば求める結果に近づくことができます。

生産性を上げるために必要なのは、ただがむしゃらに頑張ることではありません。

自分をマネジメントし、的確な目標を立てて最適な方法で仕事を進める。

マインドフルネスは、まさにその土台となる精神の状態を作ることです。

まとめ

  • 自宅でも気軽にできる
  • ビジネスにすぐ活かせる
  • ストレスから開放される
  • ミニマリストの考え方のベースにもなっている。

これからの時代、マネジメントなども含めてマインドフルネスは切り離せません。

逆を言うと取り組むことで人生が大きく変わります。

マインドフルネス思考を取り入れてストレス社会からの脱却をし、自分がやりたいことをドンドン実行して成功いきましょう!

それでも日々の仕事にしんどいと感じる方は観葉植物を育てるのもありです。

下記記事にしておりますので是非ご覧ください。

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