転職活動の流れとしては
- 転職エージェントに申し込む
- エージェントと面談をする
- 希望の転職軸を伝える
- 希望に沿った会社を提案してもらう
- 履歴書・職務経歴書を書いてエージェントに渡す
- 各社へ書類を送ってもらう
- 書類選考が通れば面接へ
という流れになります。
今回は書類が通って面接までの間にしておくことをお伝えさせて頂きます。
言語化していく
- 前職の入社理由
- 転職理由
- キャリアビジョン
- 転職軸
- 活かせる経験
- 志望動機
上記それぞれに対して、結論・理由・理由に至った原体験をそれぞれ言語化しましょう。
基本的に、面接の質問は、全く同じ文脈で同じ抽象度で、同じ質問はされません。
ただ、構造で理解しておければ、どの角度から質問されても対応できるようになります。
上記それぞれを
- 結論①
- その理由①
- その原体験
- その理由②
- その原体験
- その理由①
- 結論②
- その理由①
- その原体験
- その理由②
- その原体験
- その理由①
という風に構造的に作成していきます。
前職の入社理由
就活軸:就職時に重視する条件
当時のキャリアビジョン:将来、自分自身がなりたい姿のことを指します。それを実現するためにどのような経験を積んでいくかを具体的に決めた行動計画のことをいうこともございます。
入社理由:何が決め手で今の会社に入社したのか?
前回の軸もしっかり言葉にできるようにしておきましょう。
転職理由
何故、今の会社をやめようと考えるに至ったか?
この理由は非常に大事です。
次の会社でも同じ理由で辞めてしまうのではないか?
と採用担当者は見ています。
ここで取り繕ってもあまり意味がありません。
採用側も今の会社に不満があることは分かっているので、
残業時間が多いため辞めたい。
だけではなく、
1日4〜5時間の残業が常習化しており、改善策を上申したが却下された。
もっと自己研鑽の時間を作りたいため転職を決意しました。
のように、前向きな理由が必要です。
キャリアビジョン
10年後、どうなっていたいか?
そのために何が必要なのか?
「安定」や「給与」などの回答は控えたほうが良いです。
キャリアビジョンは自分の人生を考えるものですが、
しっかりと仕事につながる内容を伝えることが大切です。
安定した企業や年収アップのために選んでいると伝えると、
より良い条件の会社が見つかるとすぐ辞めてしまうのではないか?
と思われます。
必ず面接をした企業で目指せるキャリアビジョンを描き、
転職先の企業にとってメリットがあるような伝え方が必要です。
転職軸
就活軸は、まだ働いたことがない学生でもあり適性も分かっていないため
抽象的な理由が多いです。
基本的には、総合職採用で働く内容も決まっていない状況なので抽象的で問題なかったのですが
転職軸は異なります。
採用側は即戦力を求めていますし、自分自身も現在の仕事で身についたスキルがあります。
更に生活も結婚や子供、転勤などを経験し
仕事内容、収入、職場環境、昇進のスピード、異動などなど
多面的にチェックする必要があります。
活かせる経験
年齢層別で求められる経験が異なります。
20代であれば実行力や計画力など
30代はリーダースキル
40代はマネジメントスキル
とどれだけ経験をしてきたかをしっかり伝えましょう。
志望動機
その会社へ入る理由になります。
企業側はこの人は長く会社に貢献してくれるのか?
一緒に働いて切磋琢磨できるのか?
会社のミッション、バリューに共感しているか?
などを見ています。
そこからずれていたらやはり採用にはなりません。
しっかり会社HPや転職サイトやエージェントからその会社の情報を仕入れて
求める人材と自分の志望動機が近いかを見極めて転職先の企業は探しましょう。
まとめ
全てを通して言えるのは、取り繕う必要はありません。
大きく言うことも必要ですが、実情とかけ離れてしまうと
企業側求める人材とアンマッチになりお互いが不幸な結果になってしまいます。
本音を書いていってあとで肉付きを増やして理論武装して面接に望みましょう!!